アーカイブ: 2007年9月

苦しい言語が組込み標準。

パーマリンク 2007/09/17 20:43:06 著者: advancation メール
カテゴリ: 組込み系開発

今回は少し専門的な話。


組み込み系システム開発における開発言語についてです。

いまや隆盛を極めるWeb系システムの開発は、
Java、PHP、JavaScript、Perl、.NETなどの言語(その他フレームワーク)によって行われています。

これに対し、組込みソフトの開発は、
現在その80%以上が"C言語"によって行われているといいます。

これにはいろいろな理由があると思いますが、
個人的には、
「マイコン(CPU)にとっても人間にとっても一番理解しやすい言語だからだ」と思っています。

実はマイコンでは、数字の0と1をON/OFFに見立てて交互に扱った、マシン語(機械語)という言語を使っています。
従来は、これをさらにアセンブリ言語という言語に翻訳し使っていました。

しかし、アセンブリ言語も各々のマイコンに依存している(マイコンによって文法が違う)ことが多かったため、
他のマイコンに置き換えようとすると不具合が生じていたのです。

そこで脚光を浴びたのがC言語でした。
C言語は英語の表現をベースにしており、
日本人でも高校生くらいの英語がぼちぼちできれば比較的楽にプログラムが書けます。
マイコン側から見ても、アセンブリ言語と互換性を持ったC言語は最適だったのです。
(この互換性を実現するのがコンパイラという翻訳ソフトです。)

現在では、より簡単な言語(これを高級言語という)がたくさん出てきて、C言語もアセンブリ言語のように、難しいほうの言語(これを低級言語)と呼ばれるようになってきています。
そのせいか今では、苦C言語(苦しい言語)なんて呼び方もされているようですが、
組込みシステムにとってはまだまだ、
「苦しゅうない」言語、なのです。

参考: 組み込みソフトウェア開発はC言語が主流だ

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プログラマとして組込み系システムの開発を担当したことがあります。 組込み系システムとはつまり、PCではなく機械の中に組み込まれたソフトウエアによって動く、マイコンシステムのこと。 代表的なのは、携帯電話、カーナビ、マイコンジャーなど…、今後のユビキタス社会を縁の下で支える技術だと言われます! インターネットやパッケージソフトに比べるといまいち分からない、この「組込み系」について、分かりやすい視点で考えます。

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